花咲く星に

product
product
product
product
product
product
花咲く星に
2017年
高さ40m×200m×150m
生花、LED
北アルプス国際芸術祭にて

コンセプト
大町市は標高が高く、湿度が低く、空気が澄んでいます。また街の灯りが夜遅くまで数多く灯っている事はありません。そのため本来の人工的でない夜の暗さがあり、晴れた日には星がとても綺麗に見えます。この作品は、展示当日の昼間も設営する事で、気候に伴った表現となります。曇りの日は幻想的に、雨の日は叙情的に、その地形や気候と一体となった作品です。中山高原の森の木を活用し、空が大きく吹き抜けた空間に、木と木の間に黒く細い強靭な糸を張り、生花をLEDの光で照らした星の花を空間に配置します。高い位置にある星の花は、実際の星のように見えます。また雨の日は一個、晴れの日は数十個の花を植えてLEDで照らします。星の花の精霊が空から降りてきて、地上の花のいのちに変わる瞬間を表します。 この作品は、硬質で無機的なLEDの光で、花を照らすことによって光の質を有機的に変換させるものです。花の力、星の力を借りて、人々と共に作り上げます。風が通る中山高原で、それぞれの花が、緩やかに風で動くことで、色とりどりの蛍のような現象となります。この色は実際にしか感じることの出来ない特別な美しい光の色です。そして糸による構造体を一つに繋いで、振動するように動かします。それぞれの花が、その小さな範囲で無尽に動くことによって、実際の星々が、歓喜しているような体験をもたらします。それは、生きていることの喜びの表現です。作品を媒体として、星々と共振しているような体験となります。
青島左門